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UNV VMSサーバーであるUnicornはJ&T Express Vietnamでの展開に成功を収めました
2018.08.23

ビデオ監視システムの中で最も重要な機器の1つとして、VMSサーバーは常にその中核を担っています。Univiewは独自開発のVMSサーバをUnicornと名付けました。Unicornは最大2000台までのカメラを利用する大規模ビデオ監視ソリューションに適しています。管理、プレビュー、再生、ストレージ、デコード、転送機能が1台のサーバーに統合されており、展開が簡単でありながらスケーラブルであり、さらに高い信頼性を誇ります。IPC、NVR、エンコーダー、デコーダー、ネットワークキーボード、クラウドデバイスなどさまざまなデバイスを管理できます。

最近、UniviewはUnicornをベトナムのJ&T Expressに納入しました。これは他社に追随を許さないUnicornの強さを示す典型的な事例です。J&T Expressは、技術開発をシステムの根幹としているエクスプレス配送会社です。J&T Expressは自社所有の広範なネットワークにより、顧客へのエクスプレスサービスを促進しています。J&T Expressは、都市内、都市間、地方間、およびeコマースの顧客に配送サービスを提供しています。J&T Expressはまた、eコマース事業の成長をサポートする、高い送信速度を利用したピックアップサービスを提供しています。

UniviewはJ&T Express Vietnam向けに約3500のチャンネルを利用する完全なビデオ監視ソリューションを納入しました。このプロジェクトは、同国のすべてのドロップポイントが対象となり、サブセンターと本社の両方で管理されました。そのプロジェクト全体の中心となるVMSサーバーとしてUnicornが選ばれたのです。

ドロップポイント

ドロップポイントは、お客様と直接関わるJ&T Expressの窓口であり、第一段階では、プロジェクト全体で約605ヶ所のドロップポイントがハノイ、ハイフォン、タイグエン、ダナンなどの都市に分散して設置されました。各サイトには、IPC322SR3-DVPF28-CとIPC2124SR3-DPF36を含む5台のカメラと、1台のPoE NVR NVR301-08-P8が設置されました。

1) Ultra 265

ストレージスペースを節約することでコストの節約につながります。Ultra265ならではのディープコンプレッションテクノロジーを使用することにより、ストレージコストを最大75%、大幅に削減できます。

2) スマート機能

UNVカメラは、侵入検知、ライン横断検知、人数カウント分析、物品逸失などのスマート機能を提供します。これらすべてのスマート機能を活用することで、ビデオ監視システムは低コストでよりインテリジェントなものとなります。

3) WDR

ドロップポイントでは、屋内から戸外まで多くの場所が監視され、通常のカメラでは不明瞭に映る場所も多々含まれます。UNVカメラにはWDR機能が搭載されており、明暗の差をバランスよく調整することでこの問題が完全に解決します。

4) プラグ&プレイ

IP製品の接続時に複雑な設定を省くため、UniviewではIPカメラとNVRにプラグ&プレイ機能を搭載しています。UTPケーブルを差し込むだけで、カメラの検索、ネットワークの設定、録画プランの作成などすべての設定が1秒で完了します。

サブセンター

このプロジェクトでは、ベトナムの主要な地域に約14ヶ所のサブセンターが設けられました。サブセンターはドロップポイントの地域管理センターとして機能します。そのため、セキュリティ担当者は、各サブセンターの管轄するドロップポイントに設置されたすべてのカメラを監視する必要があります。小さなキャンパスとして、サブセンター自体も監視される必要があります。Univiewは、各サイトにNVR308-64E-BとIPC2322EBR5-DUPZ-Cを含む1台のハイエンドNVRと20台のカメラを納入しました。各サブセンターのビデオ監視システムは、ドロップポイントとそのキャンパスの両方からカメラを管理することができます。

1)    低コストでサブセンター管理

すべてのビデオ録画は、各ドロップポイントでNVRに保存されるため、オペレータはNVRからリモートで再生するだけでよく、バックアップする必要はありません。コストを削減するために、無料のPCベースのソフトウェアEZStationがサブセンターに導入されました。

2)    デュアルモニターディスプレイ

NVR308-64E-Bには2つのHDMI出力ポートがあり、2つのモニターに接続することができます。これら2つのHDMIポートは異なるビデオソースを出力することができます。例えば、モニターAにチャンネル1〜32を表示しモニターBにチャンネル33〜64を表示することができます。または、モニターAにライブビューを表示させ、モニターBに再生を行わせることもできます。

3)    通路モード

サブセンターの建物では、たくさんの通路を監視すること場合があります。UNVカメラは通路モードをサポートしており、各カメラの有効監視領域が大幅に拡大します。このプロジェクトでは、通路モードを使用して、クライアントがカメラ台数を1/3減らすのに役立ちました。

4)    ハッカー防止技術

ハッキングは監視システムにとって最大の脅威となっています。Univiewは、セキュリティを製品開発において最重要事項の1つとみなしています。UNVデバイスにはすべて、802.1x、HTTPS、RTSP認証、ONVIF認証、デフォルトのTelnet無効、および強力なパスワードポリシーが備わっています。これらすべての方法は、システム全体に対する高いセキュリティ防御を確実化します。

5)    簡単なモバイルアプリアクセス

サブセンターの管理者は、UNVモバイルアプリEZViewで、スマートフォンからドロップポイントにあるカメラのライブビューを簡単に見ることができます。また、ビデオ再生、PTZドームカメラのコントロール、アラーム通知の受信、デバイスの管理、および双方向通話を行うこともできます。

本社

本社は、すべてのドロップポイントとサブセンターの中心的役割を担っています。本社では、管理者とオペレータはすべてのカメラを一元管理する必要があります。また、重要な録画はすべてコントロールセンターでバックアップする必要があります。中央サーバーは、安定性、拡張性、使いやすさが求められます。

1) 集中管理

要件を満たす必要から、UNV Unicornが中央管理サーバーとして選ばれています。これは、1台のサーバーで、カメラ、NVR、エンコーダー、デコーダー、アラーム装置すべてを管理できます。Unicornは設定を行うB/Sクライアントと操作を行うC/Sクライアントを提供します。クラウドサービスを利用して、ユーザーはいつでも、どこからでも管理センターにアクセスできます。

2) 集中バックアップ

このプロジェクトでは、カメラのすべてのビデオ録画は、本社にバックアップすることができます。Unicornは計画に従って自動的にビデオ録画のバックアップをすることができます。Unicornには16個のSATAスロットと2個のディスクエンクロージャーをサポートできる2個の高速mini-SASポートが組み込まれています。これにより、各Unicornは最大48台のHDDをサポートします。

3) 簡単な容量の拡張

Unicornは最大1000台のデバイス、2000チャンネルまで管理できます。J&T Express Vietnamのプロジェクトではすべての重要なサイトを網羅するために、約3500のチャンネルがあります。この管理要件を満たすために、コントロールセンターにはより多くのサーバーが必要になります。Unicornは、最大8台のスレーブサーバーを持つマスター・スレーブアーキテクチャを採用しており、システムの帯域幅とストレージ容量の両方を簡単に拡張できます。

4) ビデオウォールを直接サポート

本社にはビデオウォールが必要であり、通常それをサポートするために追加のデコーダーがあります。しかし、Unicornを使用すればデコーダが必要ありません。UNV Unicornは内部でデコーダーをサポートします。それはそれ単体で2MPカメラデコードの16チャンネルを扱うことができるだけでなく、さらにデコードカードを追加することによって最大で112チャンネルの2MPカメラデコードを扱うことができます。ビデオウォールの管理はすべて、Unicornだけで実行できます。Unicornを使えば、ビデオウォールへの出力を大幅に簡便化できます。

5) 複数の冗長性保護

安定性はビデオ監視システムにとって最も重要です。Unicornは、冗長BIOS、冗長電源、冗長ネットワークポート、冗長ファン、RAID、ホットスタンバイ、ANR、ハードディスクローミングなど、安定性を保証するためのさまざまな仕様を備えています。これらすべての方法により、J&T Expressのビデオ監視システムはこれまで以上に安定したものになりました。

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